工夫とか、努力とか、そんな噺

 18 Jul 2017 11:13:15 pm

今日はね、、自分のスタイル、まあ仕事に関する精神論ですから読みたくない人はパスして下さい。

先に、、北海道だけで喰えない時、本州のお客様に救って頂きました。
ベンツのVクラスのオーナーズクラブの方々、クラブボイジャーの面々、ダッジ・マグナムやハマーのH2、H3のオーナー様多数。当時はクリフォードマトリクス50.5Xだったと思いますが、双方向のクリフォードでリモコンスターターが付いたTOPモデルなんですが、上記の車種で、本州の名だたるセキュリティショップさんが取付出来ない、、、それが北海道の上記オーナー様は自分が付けて、快適に使われてる、、するとネットで拡散して日本中から依頼が来ます。2003年から2006年頃までは上記3、4車種の仕事で一杯でした。上記の車種合わせると年間に300台も付けてました。大変有難う御座いました。
それが徐々に北海道の輸入車カーディーラーさんに認められるきっかけになったのですね。。

最初はね自分もエレクトロ・タップと言う簡易結線具を使用してましたし、ギボシ接続もしました。ところが、これが1年以内に必ずクレームが来ます。すると九州や西日本なんて修理に行くのがとても大変です。それからは外れない、抜けない結線を追及しますわね、、普通。するとハンダ付けに敵うモノは有りません。自分はけっして簡易結線具が悪いとか、ハンダが1番とは言いません。様々なシーンで、様々な制約を受けての配線作業は、その時の都合が最も優先され、取付者がそれで良ければ良いのだと思います。でも自分の立場では抜けては活けなかったんです。簡単に直しに行けないからですね、、振動でのすっぽ抜けなんて絶対に困りますよね、、すると溶かして繋ぐになるんですよ。

次に絶縁テープの質の噺です。
今自分はデンカ(電気化学工業社のパテントネーム)のビニテープ艶消し黒(登録商標)と言うのしか使いません。欧州車を弄るショップさん等はテサ(TESA)と言う布のバンテージを使う所が多いですよね。。でも自分は使わない。テサは仕上がりが自然(周りに巻いてるから)で、純正配線等もそれを使っていた頃がありましたので、セキュリティの配線などを純正風にカムフラージュ出来るからです。しかし2006年頃からこのテープは急速に廃れ、今は欧州車にも殆ど遣われなくなりました。糊の質が低く、経年劣化で剥がれて来て、剥がれた後は黒い糊が大量に配線に残り、しかも日本の風土では臭いを発するのです、腋臭のようなね。。自分は金が無いので使えなかったと言うのが正直な処ですが、今になって使わなくて良かったと思っております。現在それはアセテートテープと言う、テサに比べてすべりの良い素材のバンテージに変わって来てますね。。だからVWとかBMW特有の変なカビの臭いってしなくなったでしょ?

次は両面テープ。
これも実は非常に難しい選択でしてね、、北海道に居る限りは住友3Mの強力両面テープ・外壁用と言うのが無敵です。ホームセンターで20mで¥1000位の。黒くてブチルゴム的な柔軟さと、ネバネバ質の糊が、これ以上の粘着力は出ないと言い切れる程強力です。
しかし、もう少し暑い南東北ではこれでは夏の暑さで剥がれて来るのです、、、その辺りからは上記メーカーの粗面用、これはグレーでスポンジーな感触のテープです。初期の貼り付き力?は先述に劣るものの、時間が経過してから剥がそうとするとこれは手に負えません。寒くなってもカチカチになって張り付きます。
凄い良かったって言って、これを北海道で使うとくっつかないで、落ちちゃうんです。北海道の気温や湿度では張り付く前に落ちる、低音依存性が低い、つまり寒くても、素材が冷えて居ても初期粘着力に優れるのが北海道仕様で、高音性は無視で良い、温度が上がったと言っても剥がれる程ではない。
対して本州では高温度の性能が捨てられません。温度が上がるとボロって剥がれて落ちるのでは使えないでしょ?
本州のスタンダードは駄目な事が多くて北海道オリジナル的な商品が待たれるのです。ペンキ、接着剤、パテなどでも同じ事が言えますよね。。寒くて固まらないんじゃ困ります。。


出張に行く車は常にインバーターと言って、100Wの起こせる車載の電気変換器を付けて行きます。作業灯とハンダこてを使う為に100Wの電気が欲しいのです。
電燈はLEDの充電式、ハンダこてはガス式のコードレスを使えばそんな道具は必要無いと本州の業者に言われます。しかしながら、10℃を下回ると充電式の電燈は一気に半分以下の蓄電電力しか持たず、頻繁に充電しないと使えない。ガス式ハンダこてはこれも15℃を下回るとガスが吹かなくなって温まらない。自分の仕事は氷点下でも外でリモコンスターターが付けれなくては活けません。ですから100Wで武装なのですよ。。お判りでしょうか??あ、これも温度依存性から来る選択ですね。。

話は変わって、、
セキュリティのセンサーの取付位置ですが、お客様から全く見えない場所は駄目と思ってます。
隠して良い事はありません。お客様が自分で調整出来なければ自分が行ってしなくては活けませんね?出来ると思いますか?体1つですからね、、出来ないんです。だから困ったら電話を貰って、そこの透明のケースに・・・と説明して遣って貰わないと活けないのです。だから隠せないんですわ。散々調整して、お客様が自分で隠すのは構いません。でもインストーラーの自分の段階でこれで良いとかこんなもんだろ?では駄目なんです。
隠して良いセキュリティ(リモコンで感度を調整するタイプ)ならば良いですが、レンチでダイヤルを調整する仕組みのセンサーは駄目ですね。。


つらつら書き綴りましたが、、言いたい事は、正解はひとつと限らないと言う事です。
うちはこんな良いテープを使って施工しますとか、他所が付けたセキュリティの作業を馬鹿にするとか(センサー位置)、自分の狭い範囲での視野でモノを決め付けるとか、自分の道具の、使用部材のスペックを自慢する奴は最低です。自分のスペック、スキルが低いのを棚に上げて、材料や工具を言う事は職人として格好が良いとは言えません。常識に捉われて、自分ではテストもせず、人の受け売りで良いとする、自分はそれを最も見っとも無い事と思っております。失敗から(テスト)学んで、もっとこう言う素材や材料と考える、タイラップ(絞り込むバンドの事)1本でもやはり球(ベルトで言えばバックルの部分)の部分は小さい方が良いに決まってる、小さいと力が掛けられませんが、自分達の仕事ではそれ程の大きな力で絞る事も有りませんしね、、、50mmの球の部分で250mmが無いか探すんですよ。。それを工夫とか拘りと言うんです。
上記の日本中のお客様がそれを教えてくれましたね、、、大変勉強になったと思っております。

例えば、安い釣竿で沢山釣る、大物をプアな仕掛けで釣り上げてこそ真の釣り師でしょう?

だから自分はスナップオンやマックツール等の高級品を使いません。KTCや近所のホームセンターで売ってる安物セットで最大の効果を上げる事こそが職人にとって真の栄光と思ってます。
まあ、貧乏して高い工具が買えなかったんですが、でも本当に粗末な工具を使っても作業は出来るし、それで高みにも這い上がる事は出来る筈なのです。

お客さんが本当に望む事は、高価なテープや高価な施設での高い料金の作業ではないんです。本当にお客さんの為になる事は、少しでも安く、しかも壊れない、トラブルがない事です。自分はそう信じてここまで来ました。少々仕事が出来るようになると高い工具を買ったり、自惚れてしまう輩を沢山見てきました。自分が教えた者の中にも居ます。自分は誰にも好かれる、いえ誰にも嫌われない努力をしましょう、この先の10年の為に。。

今日はちょっと、格好良かった〜?笑

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